インプラント治療ができない人とは？

インプラント治療ができない人とは？

Tweet

歯の治療方法の種類について

歯周病や歯槽膿漏が悪化し虫歯・歯の抜け落ちが発生し、歯医者さんで治療をする場合には何種類かの治療法があります。

最初に最も一般的で多くの方が治療されている、冠歯による治療方法です。
虫歯にはなっていても歯の根幹部分が残っている場合に、適用する方法で、虫歯部分を削った後、冠せ物を取り付ける方法で、冠歯には金属の物・白いエナメル状の物など様々ありますが、前歯では元の歯との違いが大きい為、基本的には奥歯に利用します。

次に使われているのがブリッジという治療方法です。
ブリッジはその名からもわかる通り歯と歯を橋渡しして繋ぐ方法で、欠損した歯の両サイドにある歯を冠に被せるように削り、3本の歯の形をした義歯を取り付ける事で2本の歯で3本の歯の形を形成する方法です。
噛み合わせもしっかりしやすいので、よく利用されています。

次に部分入れ歯という治療方法があります。
奥歯等で、完全に欠損した箇所に固定具のついた義歯をはめ込む方法で、比較的安易に作製できますが、外れてしまう事も多く、定期的に洗浄も必要となります。

最後にインプラント治療という方法です。
インプラントはこれまでに紹介した方法と違い歯茎下の骨にインプラントという器具を埋め込み義歯を完全に固定する方法です。
外科手術を伴い、完了までに最大6ヶ月を要する治療法ですが、半永久的に使用する事も可能な方法です。

インプラント治療ができない人とは

先程説明したように、インプラント治療は元の歯と同じ状態に戻せる治療法ですが、全ての人がインプラント治療を受けられるわけではありません。

インプラント治療の前には、口腔内の綿密な検査・レントゲン撮影・問診が必要で結果によってはインプラントに不適合な場合もあります。
また、健康状態によってもインプラント治療が受けられない場合もあります。

治療に不適合な人として、最初にあげられるのは、1型糖尿病・免疫不全の症状のある方です。
また、放射線治療を定期的に受けられている方も不適合で、インプラント治療に必要な外科手術をした場合、骨髄炎を起こしたり、歯周病が発生しやすい為治療には適しません。

あと、完全に不適合というわけではありませんが、インプラントを埋め込む歯槽骨が足りない方は手術が難しく、インプラント治療を控える場合もあります。

このように、インプラント治療を受ける前には歯科医院と事前に打ち合わせをし、インプラント治療が可能かどうかをしっかり検証しておく必要があります。