奥歯と前歯ではインプラントは違うのか

奥歯と前歯ではインプラントは違うのか

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歯を天然と同じ綺麗な状態にするインプラント

学生時代には、欠損もなく綺麗に生え揃っていた自分の歯が年齢を重ねていく度に、1本2本と抜け落ちていくと何だか寂しい気分になります。
抜けたままにしておくと歯並びがかわってしまい、歯周病や虫歯の素となり更に歯が抜け落ちる危険性があります。

差し歯やブリッジなどで義歯をはめ込む方法もありますが、最も天然の歯と同じ状態に戻せる方法がインプラント治療です。

インプラントは歯根の代用品を顎の骨に埋め込み義歯を取り付ける方法ですが、前歯と奥歯では生え方が違うため、形状もサイズも同じではありません。

奥歯と前歯のインプラントの違いについて

まず奥歯のインプラントについてですが、奥歯の位置は顎の骨の幅が広く大きな歯が必要となるため太いインプラントを埋め込む必要があります。
が、奥歯には長いインプラントは適さず、太くて短い形状となっています。
理由としては歯槽神経の存在があり長くすると神経を圧迫する恐れがあるからです。

次に前歯のインプラントについてですが、前歯の位置は奥歯と違って骨の幅が細く歯も小さいので小さいインプラントを埋め込む必要があります。
前歯には圧迫するような神経がありませんので、長めのインプラントの装着が可能となっています。
また、前歯の場合外から見える可能性があるので、見た目に関しても工夫が必要になります。
審美的要素を考慮するならば、装着後の追加処置が必要となる場合が多くなっています。

参考にですが、下顎と上顎でもインプラントの形状は異なります。
顎の骨は上顎は柔らかくて、下顎は上顎よりも固い場合が多くなっています。
この違いにより、下顎のほうが上顎よりも手術の成功率が高く、義歯の装着が上顎よりも早く完成する場合が多くなっています。

『このように、インプラントと言っても部位によって形状が違い、それぞれの特徴に合わせて作られています。』
形状を理解しておく事で、後のオーラルケアに活かしてください。